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2016年09月09日

少しは吐き出せよ




(あのおじいさん、意外と早いな・・・絶対勝てないな・・・)


その他にも常連と呼べるのは、双子のベビーカーを押す女性で、その女性の母親らしき女性と、いつも決まって昼前の11時半にその土手を通り、1時間後に買い物袋を持って通る。
その女性たちが通る1時間ほど前の10時過ぎくらいには、日傘をさした、どう見ても自分と同い歳くらいの女の子が通る。


ちょうど、見ている土手の向こうに河川敷に降りる階段があり、そこを降りていくようで、いつも見ている窓枠の真正面あたりに見えたくらいで姿が消える。
いつ上がってくるのだろうと見ていても、いつも降りて行った後に上がってくるのを見ることは無かった。
河川敷を散歩して別の階段から上がってくるのだろう。


少し気になっていたから一度確かめようかと思ったが、今日は雨だったのであきらめた。
いつもの堤防の様子とは全く違って、雨の日はほとんど人が通ることがなかった。
そうやって、毎日堤防を見ていると、色々気になることができて面白かった。
教室の知った顔のクラスメートが何を話していようが、休もうが気にならないのに、誰ともわからない堤防を歩く人たちの会話や行動、堤防以外での様子にはすごく興味がわいてきた。
姿が見えず、文字となった言葉だけが届くネットとは正反対で、姿は見えているが、言葉が全く届かない堤防を歩く人たち。
学校にいる一日は、そうやって窓の外を見ているか参考書を広げて勉強しているかで過ぎて行った。


家に戻ると、堤防の人たちと「触れ合う」のとは全く違ったネットの世界が待っていた。
家に帰ってきて部屋に戻ると、すぐにPCの電源を入れた。
検索をすることで羽賀や春香の記事に、未だに多くヒットするのが怖くて、羽賀との一件以降半年近く電源を入れることのなかったPCだったが、1年前の高2の春ごろから再び使用するようになった。
幼馴染の立花からの一言があった。





そう言って教えてもらったSNSで初めは日記のつもりで軽く書いていた記事に、リアルでは誰かもわからない数名と、そのコメントでのやり取りをするようになった。
  


Posted by lshds at 13:03Comments(0)